📋 システム概要
本システムは、法人税確定申告に必要な「勘定科目内訳明細書」と「法人事業概況説明書」をブラウザ上で作成するツールです。円簿会計(または弥生・freee・マネーフォワード・勘定奉行)からエクスポートした補助科目CSVをドロップすると、各内訳書が自動作成されます。
| 対象書類 | 勘定科目内訳明細書(法0302-1〜17)全16種 / 法人事業概況説明書(令和6年改訂版) |
| 動作環境 | Chrome / Edge / Safari(最新版)。インターネット接続不要(AI・DB機能使用時を除く) |
| データ保存 | ブラウザ内のみ(サーバー送信なし)。💾 保存でJSONファイル、または🗄 DBに接続して案件管理 |
| 対応CSVソフト | 円簿会計 / 弥生会計 / freee / マネーフォワードクラウド / 勘定奉行 / その他(AI解析) |
| 最終更新 | 2026/03/29 15:30 |
🆕 主な追加機能(最新版):印刷帳票選択ダイアログ / Supabase DB接続&案件管理 / 多社CSV自動判定(弥生・freee・MF・奉行)/ フォント自動縮小 / 科目計自動生成 / デモデータ読込対応
🚀 はじめ方(標準ワークフロー)
1
基本情報を入力
左サイドバー「基本情報」から法人名・事業年度・税務署名等を入力。CSVをドロップすると会社名・期間が自動入力されます。
2
CSVをドロップ
会計ソフトから「補助科目合計残高表」CSVをドロップゾーンにドラッグ&ドロップ。複数ファイル一括OK。フォーマットは自動判定されます。
3
取込結果を確認
ドロップ後にサマリーが表示されます(例:「✅ 29ファイル・415行を取込みました → ①預貯金(19件) / ③売掛金(39件)...」)。タグをクリックで各タブにジャンプ。
4
各内訳書を確認・補完
サイドバーから各内訳書を選択して確認。所在地・登録番号はAI補完ボタンで自動入力可能。
5
概況書を入力
サイドバー下段「概況書」から各セクションを入力。月次試算表CSVで7番・17番が自動入力。
6
印刷または保存
ヘッダー「🖨 印刷」→帳票選択ダイアログで印刷する帳票を選択。「💾 保存」でJSONファイルに保存、または「🗄 DB接続設定」でDBに案件保存。
📂 CSV読込の詳細
◆ 対応ソフトとエクスポート方法
| ソフト | エクスポート先 | 文字コード |
| 🟠 円簿会計 | 残高試算表 → 補助科目合計残高試算表 → CSV出力 | CP932 (Shift-JIS) |
| 🔵 弥生会計 | 集計・分析 → 補助残高一覧表 → CSV形式で保存 | Shift-JIS |
| 🟢 freee | レポート → 補助科目残高表 → エクスポート(CSV) | UTF-8 BOM |
| 🔴 マネーフォワード | レポート → 補助科目試算表 → CSV | UTF-8 BOM |
| 🟤 勘定奉行 | 帳票印刷 → 補助科目残高一覧表 → CSV出力 | Shift-JIS |
| ⚪ その他 | 任意の補助科目残高CSV → AI解析(APIキー必要) | 自動判定 |
◆ 取込後のサマリー表示
ドロップ後にタグエリアに結果が表示されます。タグをクリックすると対応タブに直接ジャンプします。0件の場合は黄色のボックスにファイルの先頭行サンプルが表示されます。
◆ 全データクリア
CSVインポートカードの右上「🗑 全データクリア」ボタンで、全内訳書のデータと取込タグをリセットできます。
💡 TIP:同一タブに複数CSVをドロップすると自動合算されます。例:買掛金・未払金・未払費用の3ファイルを一括ドロップ→⑨買掛金にまとめて取込。
📄 内訳書の操作方法
◆ 共通操作
| 操作 | 方法 |
| 行追加 | 「+ 行追加」ボタン、または表下部「+ 行を追加」 |
| 行削除 | 各行左端の「✕」ボタン |
| 並べ替え | 「残高順」ボタン(残高の多い順) |
| 科目計行 | 「科目計行」ボタン → 科目が変わるところに区切り行を挿入(③⑨⑩⑪は自動生成) |
| フォント自動縮小 | 入力文字数に応じ自動縮小(〜8文字:通常、9〜12:小、13〜16:極小) |
| CSV一致確認 | CSV取込済み科目はCSV合計と入力合計を自動照合。差額があると赤で警告表示 |
| 印字プレビュー | 各タブのヘッダー「🔍 印字プレビュー」でA4印字イメージを確認 |
◆ 科目計の自動生成
③売掛金・⑨買掛金・⑩仮受金・⑪借入金は、同じ科目名(acct/type)が連続する行を自動グループ化して科目計行を表示します。科目計行はデータとして保存されず表示のみで自動計算されます。
◆ AI補完機能(③⑨⑮⑯で利用可)
「🤖 AI補完」ボタンで取引先名から所在地・インボイス登録番号を自動推定します(APIキー必要)。
📊 法人事業概況説明書の操作方法
サイドバー下段「概況書」から各セクションを選択して入力します。令和6年3月1日以後終了事業年度の改訂様式に対応しています。
| セクション | 入力内容 | 自動化 |
| 1. 事業内容 | 主な事業内容・製品・サービスの概要 | — |
| 4. 電子計算機 🆕令和6年 | (7')電帳法適用状況(優良/一般/スキャナ)・年末調整電子化欄 | — |
| 7. 主要科目 | P/L・B/Sの主要数値(千円単位) | ✅ 月次試算表CSVで自動入力 |
| 17. 月別売上高等 | 月別売上・仕入・外注費・人件費・源泉 | ✅ 月次試算表CSVで自動入力 |
| 18. 当期営業成績 | 自由記述の営業概要 | ✅ AIで自動生成 |
🔍 印字プレビュー
各内訳書パネルのヘッダー「🔍 印字プレビュー」ボタンをクリックすると、A4サイズの印字イメージが表示されます。データがない状態でも罫線・列ヘッダーが表示されます。
| 機能 | 説明 |
| A4印字イメージ | 税務署様式(法0302シリーズ)通りのレイアウトで表示 |
| フォント自動縮小 | 長い取引先名はセル内に収まるよう自動縮小 |
| 科目計行 | ③売掛金・⑨買掛金・⑩仮受金・⑪借入金は科目計行が自動表示 |
| 1帳票印刷 | プレビュー画面の「🖨 印刷」ボタンで新しいウィンドウを開いて印刷 |
🖨 印刷帳票の選択
ヘッダーの「🖨 印刷」ボタンをクリックすると帳票選択ダイアログが開きます。
| ボタン | 動作 |
| ✅ データあるもの全て | 入力済みの内訳書・概況書を自動チェック(通常はこれを使用) |
| 全選択 | 全21種の内訳書+概況書13セクションを全選択 |
| 全解除 | 全解除して手動で選択 |
「🖨 印刷実行」を押すと選択した全帳票を1つのウィンドウに連結して表示し、A4ページ区切りで印刷できます。個別タブのプレビュー「🔍 印字プレビュー」からでも1帳票ずつ印刷できます。
🤖 AI機能(Anthropic Claude API)
⚠ AI機能には Anthropic の APIキー(有料)が必要です。取得:
anthropic.com → Console → API Keys
| 機能名 | 利用方法 | 説明 |
| 🤖 取引先AI補完 | 各内訳書の「🤖 AI補完」ボタン | 取引先名から所在地・インボイス登録番号を推定して自動入力(最大10件/回) |
| 🤖 未知CSV解析 | 未知フォーマットのCSVをドロップ | CSV構造をAIが解析して自動マッピング・取込 |
| 🤖 月別変動分析 | 17番「🤖 AIで変動分析コメント生成」 | 月別売上から季節変動・特異月の要因をAIが分析 |
| 🤖 営業成績概要生成 | 18番「🤖 AIで営業成績の概要を生成」 | 財務データと事業内容から18番の草案を自動生成 |
| 📄 過年度書類読込 | 基本情報「📄 過年度内訳書PDF/画像を読込」 | 昨年の内訳書PDF・画像をVisionで解析して前年データを参照表示 |
🗄 データベース接続(Supabase)
Supabase(無料PostgreSQL)に接続することで、複数の案件(法人×事業年度)をクラウドで管理できます。DB接続しない場合は従来通り「💾 保存」でJSONファイルに保存できます。
◆ セットアップ手順
1
supabase.com でプロジェクトを作成無料プランで2プロジェクトまで利用可能。既存プロジェクト(固定資産管理等)があれば相乗り可能。テーブル名はすべて
ni_ プレフィックスで独立しています。
2
SQL Editor でスキーマを実行
サイドバー「🗄 DB接続設定」→「⚙ 手動セットアップ」→「📋 スキーマSQLをコピー」→ Supabase SQL Editor に貼り付けて「Run」。
3
Project URL と Anon Key を入力して「🔌 接続テスト」
Settings → API → Legacy anon/public keys から「anon public」のキーをコピー。
◆ 案件の管理方法
| 操作 | 方法 |
| 新規案件作成 | 基本情報に法人名・事業年度を入力後、上部案件バーの「+ 新規案件」 |
| DB保存 | 案件バーの「💾 DB保存」(基本情報・全内訳書・概況書を一括保存) |
| 案件切替 | 案件バーのドロップダウンで選択 → 自動でデータを読み込み |
| 案件削除 | 案件バーの「🗑 削除」(削除は取り消せません) |
| ステータス変更 | DB設定パネルの案件一覧から「下書き/確認中/確定」を変更 |
◆ DB テーブル構成
| テーブル名 | 内容 |
ni_settings | システム設定(グローバル1行) |
ni_documents | 案件マスター(法人名・事業年度・ステータス等) |
ni_rows | 全内訳書の行データ(tab_id + JSONB。案件削除時はCASCADE削除) |
ni_gaiyou | 概況書データ(案件1件につき1行・JSONB) |
ni_document_summary | ビュー(案件一覧表示用・行数・最終更新日) |
💡 固定資産管理との相乗りについて:固定資産管理システム(fa_ プレフィックス)と同じSupabaseプロジェクトに相乗りできます。テーブルプレフィックスが異なるため衝突しません。無料プランの2プロジェクト枠を節約できます。
💾 保存・開く・印刷
| 操作 | ボタン | 説明 |
| JSONで保存 | ヘッダー「💾 保存」 | 全データをJSONファイル(円簿内訳書_会社名_事業年度.json)としてダウンロード |
| JSONを開く | ヘッダー「📂 開く」 | 以前保存したJSONファイルを読み込んで復元。概況書データも含めて完全復元 |
| DBに保存 | 案件バー「💾 DB保存」 | Supabase接続時のみ。基本情報・全内訳書・概況書を一括保存 |
| 印刷 | ヘッダー「🖨 印刷」 | 帳票選択ダイアログで印刷帳票を選択して実行 |
| 全データクリア | CSVインポートカード「🗑 全データクリア」 | 全内訳書データをリセット(基本情報・概況書は保持) |
💡 注意:ブラウザをリロード・タブを閉じるとデータは消えます。作業中はこまめに「💾 保存」またはDBに接続して「💾 DB保存」してください。
🎯 デモデータの使い方
実データを使わずにシステムをデモ・テストしたい場合は、デモ用JSONファイルを使用してください。
| 会社名 | 株式会社円簿システムズ(架空・ITシステム開発会社) |
| 事業年度 | 2025年4月1日〜2026年3月31日 |
| 売上高 | 846,000千円(前期比7.6%増) |
| 内訳書 | 19種類・73行(①預貯金/②受取手形/③売掛金/④仮払金/④貸付金/⑤棚卸/⑥有価証券/⑦固定資産/⑧支払手形/⑨買掛金/⑩仮受金/⑩源泉/⑪借入金/⑬事業所別/⑭役員給与/⑮地代家賃/⑯雑益・雑損 等) |
| 概況書 | 1〜18番 全セクション入力済み(令和6年改訂版対応) |
1
デモJSONファイルを入手
管理者から demo_naiyakusho.json を受け取るか、Netlifyサイトの「📂 開く」からファイルを選択
2
ヘッダー「📂 開く」をクリック
demo_naiyakusho.json を選択すると全データが一発で復元されます
3
各機能をデモ
内訳書の確認・印字プレビュー・印刷選択・AI補完・概況書の閲覧等をデモできます
❓ よくある質問(FAQ)
Q. CSVをドロップしても「0件」になる / 「処理中」のまま止まる
A. ① 0件の場合:黄色ボックスにファイル先頭行サンプルが表示されます。そのサンプルを確認してフォーマットを特定してください。② 処理中で止まる:ブラウザのコンソール(F12→Console)でエラーを確認してください。主な原因はファイル名に特殊文字が含まれているケースです。
円簿会計の場合は「補助科目合計残高試算表」でエクスポートしたCSVを使用してください(「残高試算表」では補助明細が含まれません)。
Q. DB接続時に「Failed to fetch」エラーが出る
A. Supabase Management API(api.supabase.com)はブラウザからCORSエラーで直接呼び出せません。自動セットアップではなく「⚙ 手動セットアップ」を使用してください。手順:① SQL EditorでスキーマSQLを実行 → ② Project Settings → API → Legacy anon key をコピー → ③ 手動セットアップ欄に入力して「🔌 接続テスト」。
Q. Supabaseの無料プランは2プロジェクトまでなので新規作成できない
A. 固定資産管理システム等の既存プロジェクトに相乗りできます。テーブル名が ni_ プレフィックスで独立しているため衝突しません。同じProject URLとAnon Keyを入力してスキーマを実行するだけで利用できます。
Q. 令和6年改訂版の変更点は?
A. 主な改訂内容は2点です。① 「勘定科目内訳明細書」:各内訳書にインボイス登録番号(T+13桁)欄が追加。② 「法人事業概況説明書」:第4項(7)欄が「データの保存先」→「電帳法適用状況」(優良/一般/スキャナ/未把握)に変更、年末調整電子化欄が新設。いずれも令和6年3月1日以後終了事業年度分から適用。
Q. 買掛金が100件超えの場合はどうするか
A. 「記載の簡略化」制度により残高上位100件を超える場合は残りを「その他」でまとめることができます。システムは100件超で自動警告を表示します。「残高順」ボタンで並べ替え後、それ以降を「その他」1行にまとめてください。
Q. 案件を削除したらDBからも消えるか
A. はい、削除は完全削除です。案件バーの「🗑 削除」→ 確認ダイアログで「OK」を押すと、その案件の基本情報・全内訳書行・概況書がDBから削除されます(ni_documentsのCASCADE DELETE設定)。削除前に「💾 保存」でJSONバックアップを取ることを推奨します。
Q. デモ中に実データと混在させたくない
A. デモ用のSupabaseプロジェクトを別途作成するか、DB接続せずJSONファイルのみで操作することをお勧めします。「📂 開く」でデモJSONを読み込み、「💾 保存」でJSONとして保存すれば、DBを使わずにデモができます。